兼業主婦 難聴児を育てる

30代フルタイム勤務の兼業主婦 生まれつき中軽度難聴の娘の育児ブログです。

難聴と診断されるまで 1

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生まれてすぐの「新生児スクリーニング検査」で2回ひっかかり、

子供病院での耳鼻科の診察を勧められました。

その時は助産師さんから

「よくひっかかる検査だから気にしないで行ってきて」と言われ

2か月後に受診することしました。

 

2か月後、子供病院へ行くと

AABRという検査をうけました。

 

 自動聴性脳幹反応(Automated Auditory Brainstem Response, 自動ABR)

脳波の誘発電位の一つであるABRを利用して、自動判定機能を持たせたもので、判定基準は35dBに設定され、「passパス(反応あり)」あるいは「refer要再検(反応なし)」で結果が示される。「パス」の場合は検査時点では正常聴力と見なす。「要再検」の場合はさらに高い音圧の刺激による反応閾値についても調べることができる。35dBで「要再検」の場合、退院時までにもう一度、自動ABRで再検査を行う。ABRが新生児期に反応が低下していても発育とともに改善する例があるので、この点に留意する必要がある。

自動ABRの検査は、アルゴ、エイベア、MAASの場合は、電極を額(感電極)、項(不関電極)、肩または頬(アース)に貼り、両耳にディスポーザブル・イアホーンをつけて測定を行う。電極の抵抗が高い場合は、皮膚をアルコール綿で拭いて、電極を貼る。

MB11の場合は、使い捨てではないイアホーン(ベラフォーン)を使用しており、これに電極を内装しているので、消耗品は、ベラフォーン接着用のゲルのみである。しかし、円滑な測定にはやや熟練を要する。いずれの機器も、ベッドサイドで測定可能であるが、なるべく静かな環境下で、哺乳直後などの熟睡時に検査を行う方がよい。

 

新生児聴覚スクリーニングマニュアル

 

簡単にいうと、眠らせてから電極を頭にはりつけ、

耳にヘッドホンをつけて検査します。

 

眠らせて検査しているときは動いてはダメなのでベッドに寝かせず、抱っこのまま検査。

私も動かないよう結構必死でした。

 

検査結果は両耳リファー。

とりあえず3か月後(生後5か月)にABR検査と言われました。

 

この検査で両耳パスと言ってもらうはずが

まさかの両耳リファー。

 

でもガラガラの音に振り向くし!!

とか、

喃語も出てる!!

とか、

いろいろ先生にくってかかったのですが

先生も慣れてるのか

「動いてるものが視界に入って振り向くこともあります」

って冷静に返されたのを覚えてます。

 

ABRは睡眠剤を飲んで検査です。

「睡眠剤のリスクをとってでも検査はすべきだ」とまで言われてしまい、

もう何も言えなくなってABR検査の予約して帰りました。

 

ABR検査までの3か月、

「この子の人生はどうなるんだろうか・・・」と

娘を見てぼんやりする日が多くなりました。

 

このとき、どれくらい悪いのかは教えてもらえず

(たぶん、取り乱した母親に何言っても無駄だと判断されたのかも)

漠然と重度難聴や聾者のことばかり調べてました。

 

あの時冷静に先生の話を聞いていれば

悪いほうばかりに目を向けず育児できたのに・・・と思います。